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PART1 春のこない冬はない

  

フローラ「日本には、美しい四季がありますね。

それと同じように、人生にも四季があり、それは転生の中にもありました。

冬のように感じるときもあれば、暖かい季節もあったことでしょう。

幹を太く美しい色の花を咲かせるためには、冬の厳しさも耐えねばなりません。

この春夏秋冬には吉凶善悪はありません。すべては愛なのです。

ですから移り変わりの変化に、一喜一憂せず、平安を保っていてください。

そのためには今自分自身が(人生の)どの季節にいるのかを客観的に見ることが大切です。」

 

窓が見え、外を見ると夜で、猛吹雪にみえます。

「明けない夜はなく、春のこない冬はない。良く見てみて!これは貴方の想念が見せているもの、

本当にこれは雪かしら?」


雪に見えたものは次第にピンクに色づき、良く見ると花吹雪でした。

 フローラ様はふっと笑い、

「すべては思い方ひとつで、見える現実は変わるのです。」

 

 

      

  PART2 美しいところを見つけ出す旅に出ましょう!!


いろいろな光の幾何学模様のような物が見え、 空にレールがみえます(笑)。銀河鉄道???

ふっと気がつくとなぜか海の中にいて、 綺麗な魚がたくさん泳いでいます。

フローラ「美しいでしょう。
あなたはまだ地球にはたくさん美しいものが隠れているのに

気がついていないだけなのです。地球のつらいところばかり感じてしまい、

地球がすみにくいと感じてしまうのです。もっと美しい地球を愛してね!美しいところを見つけ出す旅に出ましょう!!」

銀河鉄道にのり、地球のいろいろなところを旅します。 エジプトのスフィンクスがみえてきます、

それからギリシャのパルテノン神殿、
インカ帝国?、イエローストーン、カナダなどなど。



フローラ「いってみたいところ、たくさん思い描いてね。

あなたは行きたいところに行くことができるようになるでしょう。

その思いはかなうのです。実際に行くのでもいいし、瞑想の中で行ってもいいでしょう。

地球の美しいところをたくさん見てもっと地球を愛してね。」

どこかの貧しいアジアの国?にやってきました。 服はぼろぼろで埃だらけ、武器をつんだ、トラックが走っています。

悲しいビジョンではあります。でも子供たちの瞳の美しさ。 それに心打たれました。

「どんな状況下にも美しいものはあります。
どんな状況下でも、それぞれが自分のできることを精一杯することです。

状況のせい にしていたのではなにもかえられません。」



銀河鉄道に乗りたい人を募りましたが、そこの人たちは、そこをはなれようとはしませんでした。

自分のいるべき場所でやるべきことをする。そんなことを教えられました。 高いがけの上にのり、町を見下ろしました。

「常に高い視点を持って、周りを見てね。
町の隅々を見れば路地裏にはゴミ箱がころがっていたりもするでしょう。

でもここから見たらどうですか?いかに些細なことをこだわっているかに気付くでしょう、

あなたにはこの景色どうみえますか?」

 


「ただ美しい町並みと、山や川がみえるだけです。それはとても調和しています。もっと地球を愛します。」

銀河鉄道は宇宙に飛び立ちました。夜空に星がきらめきました。

 

 

         

          

  PART3 翼がほしい〜

 

くるくる回る光が見えて、ビジョンらしいものがみえないなぁと思っていると、突然おおきな煙突が見えました。

 

お風呂やさんの煙突見たいな感じです。フローラの風呂?親父ギャグ??(爆)?なんて思っていると、

お笑い芸人の人が猿の格好をして、高い煙突をよじのぼっていくのです。下のほうに町のビジョンが広がっています。

 

普通なら怖くてこんなとこ登れないでしょうに、と思っていると

フローラ様が「ユーモアや笑いのエネルギーはね、こんな勇気をくれるのよ!日常にもっと笑いを!」

とおっしゃいます。

 煙突の上で、別のお笑い芸人が、マリンバをひきながら、歌を歌っています。

 Tさんは下からその様子を見上げていて、自分も空の上から歌いたくなったらしく、頭にタケコプターを乗せました(笑)。

 Tさんは空を飛ぶと、さっきのお笑い芸人の伴奏で、フローラ様と地上に向けて歌を歌い始めました。

 「翼をください」です。なんかどきっとしました。

 

それを聞いたみんなが頭にタケコプターを乗せて、1人2人と加わって、

私も一緒に、空から大合唱しました。いつのまにかみんな羽が生えています。

 

いま〜わたしの〜♪ねが〜いごとが〜かなうならば翼がほしい。こどものとき夢見たこと、今も同じ夢に見ている。

 この大空に翼を広げ、飛んでゆきたいよ〜悲しみのない自由な空へ翼はためかせ〜ゆきたい〜

 今、富とか〜名誉ならば、いらないけど〜翼がほしい〜.............

 

たくさんの人が空から歌いかけたけど、最初から飛ぶことをあきらめている人もいます。

 フローラ様がおっしゃいます。

「飛ぼうともしないで飛べるわけがないと思っている人たちにお手本をみせて勇気を与え、目覚めさせてあげましょう!!

あなたがこの歌のように子供の純粋な気持ちに戻って、本当の夢を思い出し、かなえるです。

それをかなえることはみんなのためにもなることなのですよ。」

 この歌の歌詞をかみしめ、涙が出てきました。

 Tさんは人に勇気を与える人、目覚めさせる人なんだなぁと思いました。

 

 

     

PART4  私は愛してるの。すべての花を


 

くるくるまわる放射状の光が見えます。万華鏡みたいに曼荼羅模様みたいなのがつぎつぎ見えます。

 「移り変わる瞬間の美しさをとらえてね!この万華鏡だって2度と同じ模様ができないからこそ、すべてが美しいのですよ。

変化を恐れないで!!」

 

ざぁ〜っと、一面の菜の花畑が広がりました。私は黄色い蝶になって菜の花畑を飛んでいきます。

広い菜の花畑の真ん中にフローラ様が座っています。私はフローラ様の髪にとまりました。

 すると白い蝶がやってきて私と反対側にフローラ様の髪にとまりました。この白い蝶が絵凛さんです。

 「2人はなにをしたいの?」

 絵凛さんは「やっぱり音楽とか表現したい。」私は「絵を描いたり、歌を歌いたい。」

 2人は人間体になって、フローラ様の両隣によりかかるように座りました。

 いつの間にか3人で、なのは〜なばたけ〜に〜♪と歌いだしていました。

 

3人で水辺に歩いていくと葉っぱのうえに、かえるが乗っています。

 フローラ「向こう岸にわたりましょうか。どんな方法でわたる?」

 (蝶に変身して飛んでいくのが無難かなぁ?でもかえるのようにはっぱの上をわたりたい!)

と思い、人間体のままやってみることにしました。

 沈みませんように!とおもいながら水の上を歩きます。

 成功です!!

 

フローラ「いつもとは違う方法にチャレンジしてみてね!また違った景色が見えてくるでしょう?」

 わたるとそこは花のない土地です。

 フローラ「本当に花はないかしら?感じてみて!花は見えないだけ、土の中を感じてみて!

 花を咲かせようという意思がそこにはあるはずよ!!それを感じられる人であってほしいの。

 人間はね、花が咲くかどうかばかりきにしすぎるの。咲こうという意思が大事なの。

先に考えても仕方がないのよ。

 種は日陰に落ちることもあるけれど、日向の種をうらやましがったりしないわ。

 どんな場所にあってもその状況で自分ができること、自分の役割にベストをつくすのよ。

 その状況にあるのは、あなたにしかそれができないから!

 もっと自分の力を信じて!貴方のパワーを恐れずだし惜しみしないで!!」


 ぽろぽろ涙がこぼれてきました。すると涙のように雨がぽつりぽつりと降って来ました。

 木の陰に3人で雨宿りしていると、雨だれがいろんな音楽を奏でます。

 また3人ででたらめな歌を勝手に作って歌いだします(爆)。雨だれが♪にかわって空に楽譜を書き出しました。

 

とても楽しい気分になると、土の中から芽が出てきてたくさんの花になりました。

 空からは真っ赤な薔薇が降り注いできました。真っ赤な薔薇も好き。

 

フローラ「あなたの好きな花ね!私はどんな花も好き、たとえつぼみのままかれちゃっても、

小さくても、ちょっとしおれても、みんなそれぞれ美しい。完成のうつくしさっていうのもあるのよ。

だから完璧じゃなくてもいい。

 自分自身のことも自分のすることも、できたところまでを愛してあげてね。

私は愛してるの。すべての花を。」

 涙が出てとまらなくなりました。

 

        

PART5  悲しい気持ちも、涙も美しいものだわ。

 

3人はお花見に外に出ました。3人は着物姿で、どこかの公園をお散歩します。

とてもお天気がよくて、青空がまぶしく、枝垂桜の並木道を歩いていきます。

 花吹雪が舞い、近くを小川も流れています。

 しばらく歩いていくと、テニスコートがあって、たくさんの人が汗を流しています。

 フローラ「勝つときも負けるときも、悔し涙も、うれし涙も、みんな大切。

どちらも同じ重さよ!一瞬一瞬を大切にしてね。今を生きるの。」

 テニスコートをすぎると、子供の公園があって、鉄棒やうんていがあります。上手にできる子もいれば、下手な子もいます。

 

突然!

「ば〜か!ば〜か!」と子供たちのはやし立てるような声が聞こえてきます。

 どうしても上手にできない子がいて、いじめっこが馬鹿にしだしたのです。

上手にできなかった小さな男の子が数人の子供に囲まれています。

 このいじめられている男の子は絵凛さんのインナーチャイルドの1人です。

 
フローラ「自尊心をとりもどして!あなたはかけがえのない子です。このようなことを受け入れてはなりません!」

 男の子は立ち上がりました。心の中から怒りが湧き上がってきて、自分を救おうと決意しました。

 男の子は首謀者のガキ大将にむかっていき、ほっぺたを、殴りました。

すると周りの子供たちはふっと消えてしまいました。

 

フローラ「あなたをいじめていた周りの子達はね、実はあなたの心の中にいるあなた自身なのですよ。

自分を責める自分。何かができないからといって、自分の価値を認めることができない自分のかわりに現れたのです。

あなたの心の声を彼らは代弁していたに過ぎないのです。もっと自分を認め、大切にしてくださいね。

それができれば、彼らは存在しないのです。なにかができる、できないということで、判断を下さないことです。

どんな人にも得意不得意はあるのですから。」

 
急に胸が締め付けられるようにきゅ〜んとなってきます。

 場面が変わってお部屋の隅に、高校生くらいの絵凛さんがひざを抱えて座っています。

 すごく切ない気持ちになってきます。失恋でもしたのかな?そんな感じです。

 「こんな私じゃだめなのかな?やっぱり私なんか.....私なんか.......。」

 そんな絵凛さんの心の声が聞こえてきます。

 そんな絵凛さんにフローラ様がお花をちりばめた赤いドレスを着せてくれました。

 

フローラ「かわいいわ!とても似合うわ!笑って!笑って!笑って!」

 そういって、泣いている絵凛さんを鏡の前に連れて行きました。

 フローラ「笑って、笑って、笑って!!笑ったほうがもっとかわいいから。」

 絵凛さんはなかなか笑うことができないのだけど、

 

フローラ「そうね!無理はしなくていいわ。悲しい気持ちも、涙も美しいものだわ。

そういう気持ちも味わって、でも閉じ込めないで、あなたの方法で、表現していって!

ネガティブなものをいいものに変換するの!それは共感を呼ぶわ!音楽でもいいし、絵を描いてもいいし。

とにかく閉じ込めないこと!あなたの個性を生かしてね。」

 

また場面が変わって、美しい海岸線が見えます。私たちは砂浜にいて空を見上げています。

夜空には星が光り、オーロラが見え始めました。

 

フローラ「地球にはこんなに美しいものがたくさんあるわ。もっともっと地球を愛して、

美しいものを見つけ出していってね!そしてその感動を表現していってね!」