PART1 春のこない冬はない フローラ「日本には、美しい四季がありますね。 それと同じように、人生にも四季があり、 冬のように感じるときもあれば、 幹を太く美しい色の花を咲かせるためには、 この春夏秋冬には吉凶善悪はありません。 ですから移り変わりの変化に、一喜一憂せず、平安を保っていてください。 そのためには今自分自身が(人生の)どの季節にいるのかを客観的に見ることが大切です。」 窓が見え、外を見ると夜で、猛吹雪にみえます。 本当にこれは雪かしら?」 フローラ様はふっと笑い、 「すべては思い方ひとつで、見える現実は変わるのです。」
PART2 美しいところを見つけ出す旅に出ましょう!! いろいろな光の幾何学模様のような物が見え、 空にレールがみえます(笑)。銀河鉄道??? 気がついていないだけなのです。 地球がすみにくいと感じてしまうのです。 あなたは行きたいところに行くことができるようになるでしょう。 地球の美しいところをたくさん見てもっと地球を愛してね。」 状況のせい にしていたのではなにもかえられません。」 自分のいるべき場所でやるべきことをする。そんなことを教えられました。 高いがけの上にのり、町を見下ろしました。 でもここから見たらどうですか?
![]() PART3 翼がほしい〜 くるくる回る光が見えて、ビジョンらしいものがみえないなぁと思っていると、 お風呂やさんの煙突見たいな感じです。 お笑い芸人の人が猿の格好をして、高い煙突をよじのぼっていくのです。下のほうに町のビジョンが広がっています。 普通なら怖くてこんなとこ登れないでしょうに、と思っていると フローラ様が とおっしゃいます。 煙突の上で、別のお笑い芸人が、マリンバをひきながら、歌を歌っています。 Tさんは下からその様子を見上げていて、自分も空の上から歌いたくなったらしく、頭にタケコプターを乗せました(笑)。 Tさんは空を飛ぶと、さっきのお笑い芸人の伴奏で、フローラ様と地上に向けて歌を歌い始めました。 「翼をください」です。 それを聞いたみんなが頭にタケコプターを乗せて、1人2人と加わって、 私も一緒に、空から大合唱しました。いつのまにかみんな羽が生えています。 いま〜わたしの〜♪ねが〜いごとが〜かなうならば翼がほしい。こどものとき夢見たこと、今も同じ夢に見ている。 この大空に翼を広げ、飛んでゆきたいよ〜悲しみのない自由な空へ翼はためかせ〜ゆきたい〜 今、富とか〜名誉ならば、いらないけど〜翼がほしい〜............. たくさんの人が空から歌いかけたけど、最初から飛ぶことをあきらめている人もいます。 フローラ様がおっしゃいます。 「飛ぼうともしないで飛べるわけがないと思っている人たちに あなたがこの歌のように子供の純粋な気持ちに戻って、本当の夢を思い出し、かなえるです。 それをかなえることはみんなのためにもなることなのですよ。」 この歌の歌詞をかみしめ、涙が出てきました。 Tさんは人に勇気を与える人、目覚めさせる人なんだなぁと思いました。
PART4 私は愛してるの。すべての花を くるくるまわる放射状の光が見えます。万華鏡みたいに曼荼羅模様みたいなのがつぎつぎ見えます。 「移り変わる瞬間の美しさをとらえてね! ざぁ〜っと、一面の菜の花畑が広がりました。私は黄色い蝶になって菜の花畑を飛んでいきます。 広い菜の花畑の真ん中にフローラ様が座っています。私はフローラ様の髪にとまりました。 すると白い蝶がやってきて私と反対側にフローラ様の髪にとまりました。この白い蝶が絵凛さんです。 「2人はなにをしたいの?」 絵凛さんは「やっぱり音楽とか表現したい。」私は「絵を描いたり、歌を歌いたい。」 2人は人間体になって、フローラ様の両隣によりかかるように座りました。 いつの間にか3人で、なのは〜なばたけ〜に〜♪と歌いだしていました。 3人で水辺に歩いていくと葉っぱのうえに、かえるが乗っています。 フローラ「向こう岸にわたりましょうか。どんな方法でわたる?」 (蝶に変身して飛んでいくのが無難かなぁ?でもかえるのようにはっぱの上をわたりたい!) と思い、人間体のままやってみることにしました。 沈みませんように!とおもいながら水の上を歩きます。 成功です!! フローラ「いつもとは違う方法にチャレンジしてみてね!また違った景色が見えてくるでしょう?」 わたるとそこは花のない土地です。 フローラ「本当に花はないかしら?感じてみて!花は見えないだけ、土の中を感じてみて! 花を咲かせようという意思がそこにはあるはずよ!!それを感じられる人であってほしいの。 人間はね、花が咲くかどうかばかりきにしすぎるの。咲こうという意思が大事なの。 先に考えても仕方がないのよ。 種は日陰に落ちることもあるけれど、日向の種をうらやましがったりしないわ。 どんな場所にあってもその状況で、自分ができること、自分の役割にベストをつくすのよ。 その状況にあるのは、あなたにしかそれができないから! もっと自分の力を信じて!貴方のパワーを恐れずだし惜しみしないで!!」 ぽろぽろ涙がこぼれてきました。すると涙のように雨がぽつりぽつりと降って来ました。 木の陰に3人で雨宿りしていると、雨だれがいろんな音楽を奏でます。 また3人ででたらめな歌を勝手に作って歌いだします(爆)。雨だれが♪にかわって空に楽譜を書き出しました。 とても楽しい気分になると、土の中から芽が出てきてたくさんの花になりました。 空からは真っ赤な薔薇が降り注いできました。真っ赤な薔薇も好き。 フローラ「あなたの好きな花ね!私はどんな花も好き、たとえつぼみのままかれちゃっても、 小さくても、ちょっとしおれても、みんなそれぞれ美しい。完成のうつくしさっていうのもあるのよ。 だから完璧じゃなくてもいい。 自分自身のことも自分のすることも、できたところまでを愛してあげてね。 私は愛してるの。すべての花を。」 涙が出てとまらなくなりました。
![]() PART5 悲しい気持ちも、涙も美しいものだわ。 3人はお花見に外に出ました。3人は着物姿で、どこかの公園をお散歩します。 とてもお天気がよくて、青空がまぶしく、枝垂桜の並木道を歩いていきます。 花吹雪が舞い、近くを小川も流れています。 しばらく歩いていくと、テニスコートがあって、たくさんの人が汗を流しています。 フローラ「勝つときも負けるときも、悔し涙も、うれし涙も、みんな大切。 どちらも同じ重さよ!一瞬一瞬を大切にしてね。今を生きるの。」 テニスコートをすぎると、子供の公園があって、鉄棒やうんていがあります。上手にできる子もいれば、下手な子もいます。 突然! 「ば〜か!ば〜か!」と子供たちのはやし立てるような声が聞こえてきます。 どうしても上手にできない子がいて、いじめっこが馬鹿にしだしたのです。 上手にできなかった小さな男の子が数人の子供に囲まれています。 このいじめられている男の子は絵凛さんのインナーチャイルドの1人です。 男の子は立ち上がりました。心の中から怒りが湧き上がってきて、自分を救おうと決意しました。 男の子は首謀者のガキ大将にむかっていき、ほっぺたを、殴りました。 すると周りの子供たちはふっと消えてしまいました。 フローラ「あなたをいじめていた周りの子達はね、実はあなたの心の中にいるあなた自身なのですよ。 自分を責める自分。何かができないからといって、自分の価値を認めることができない自分のかわりに現れたのです。 あなたの心の声を彼らは代弁していたに過ぎないのです。もっと自分を認め、大切にしてくださいね。 それができれば、彼らは存在しないのです。なにかができる、できないということで、判断を下さないことです。 どんな人にも得意不得意はあるのですから。」 場面が変わってお部屋の隅に、高校生くらいの絵凛さんがひざを抱えて座っています。 すごく切ない気持ちになってきます。失恋でもしたのかな?そんな感じです。 「こんな私じゃだめなのかな?やっぱり私なんか.....私なんか.......。」 そんな絵凛さんの心の声が聞こえてきます。 そんな絵凛さんにフローラ様がお花をちりばめた赤いドレスを着せてくれました。 フローラ「かわいいわ!とても似合うわ!笑って!笑って!笑って!」 そういって、泣いている絵凛さんを鏡の前に連れて行きました。 フローラ「笑って、笑って、笑って!!笑ったほうがもっとかわいいから。」 絵凛さんはなかなか笑うことができないのだけど、 フローラ「そうね!無理はしなくていいわ。悲しい気持ちも、涙も美しいものだわ。 そういう気持ちも味わって、でも閉じ込めないで、あなたの方法で、表現していって! ネガティブなものをいいものに変換するの!それは共感を呼ぶわ!音楽でもいいし、絵を描いてもいいし。 とにかく閉じ込めないこと!あなたの個性を生かしてね。」 また場面が変わって、美しい海岸線が見えます。私たちは砂浜にいて空を見上げています。 夜空には星が光り、オーロラが見え始めました。 フローラ「地球にはこんなに美しいものがたくさんあるわ。もっともっと地球を愛して、 美しいものを見つけ出していってね!そしてその感動を表現していってね!」 |