舞い戻ってきた白き聖龍 | |
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龍神たちと愛 |
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はるか彼方の闇の中に沈んでしまった古(いにしえ)の記憶
地球が人類を生みだし、新しい成長のために動き始めた時、 人は、「愛する」という感情を経験する事になった。 しかし人を愛するという事には様々な感情が付きまとうもの。 愛する人から、愛されたいという熱望 愛する人に愛されないのではないかという不安 愛する人を独占したいという欲望 愛する人を失うことの悲しみ 愛する人を他人から奪いたいというねたみ 愛する人をうばわれた事に対する怒り 愛する人から捨てられたことに対する絶望 愛は人間にとってすべての感情を生み出した。 そしてその感情があってこそ初めて、人間は多くのことに気付き成長していくもの。 愛に基づく感情も、全てが創造主の意図によって作られたものでした。 しかしながら、愛に関わる感情が、愛の純粋な本質を、 見えにくくしてしまったのもまた事実。 創造主は、この地上のエネルギーと意思を管理する龍神たちに、 愛と愛にまつわるあまたの感情の管理を命じました。 龍神とはこの地上の生命を見守り導くもの 人の魂と共に生き、人の魂がこの地上を去るときに人の魂を浄化し、 新たな転生にむけて守るもの。 その龍神たちにより、この地上は静けさと平安に満たされていたが、 龍神たちもいつしか「愛」のとりこになり 愛にまつわるあまたの感情を体験し始めることになる。 あたかも、これから学びを得る人々のように。 龍神たちは、愛と愛にまつわるあまたの感情を体験する事によって、 自らの意識を創造主のもとから分け放たれた。 龍神たちは、自らの意識と感情と共に行動し始めたのだ。 その結果、龍神達が管理していた感情はこの世に満ち溢れた。 愛だけでなく、悲しみや苦しみ、怒りやねたみ、 多くの感情が人の世界にあふれ 人はその感情と共に生きることになった。 人の心は移ろいやすくまたはかないもの。 しかし、人はそれらの感情を体験し、また克服する事によって、 今までよりも多くのことを学び成長していったこともまた事実。 愛によって、自らの意識を創造主と分かち、 人として生きることを選んだ龍神たち 人よりも優れた能力と知恵でこの地上の世界をリードし、 はるかな成長への階段をのぼっていった龍神たち。 それらの龍神達が今、再びかつての使命を思い出し 創造主の意思の元に集まり始めた。 自らの進化と成長をかけて、あたらしい旅たちを行うために。 龍神たちのよき友人であるヤマとヤミと共に。 2007,8,7 |