Prayer
Of「Oneness」 宇宙の光 ワンネスの祈り |
|
キリストの秘儀−肉体からの解放 かつてイエス・キリストに起こったこと、彼が十字架にかけられて、その肉体を失う事になったひとつの霊的な理由、それは、この次元上昇のための進化を行わせるためだったのではないかと思われます。かのエルサレムに生まれたイエス・キリストと呼ばれた人。彼はその魂の偉大さにおいては、この文明の中に生まれた人たちの中でも卓越したものでした。彼がエジプトで受けたいくつかのイニシエーション、霊的覚醒を得るためのスピリチュアルな儀式。博愛の精神や信じる精神。快楽に負けない心、美しき女性にも身を惑わさない心。それらはイエスキリストが、人間として完成するための「7つのイニシエーション」でした。 しかしながら、最後のイニシエーションが、あの十字架において用意されていたのです。彼が最後の最後まで、納得できなかった事、それは、自分の肉体を自ら捨てるということでした。 あれだけ魂の永遠性を説きながら、神の王国を説きながら、彼自身のわずかに残っていたマインドが、その肉体を捨て去る事に合意しなかったのです。彼はもちろん予感していました、やがて自分もこの肉体を捨て、神の王国に入るであろうことを。そのことを喜びと悲しみと恐怖を持って、マグダラのマリヤに語っていたのです。 でも彼の最後の抵抗は続きました。その抵抗が無ければ、あのような形で、イエスが死ぬ事はなかったかもしれません。彼は十字架を背負い、自分の意志ではなく神の意思によってその肉体的な生命をたたれました。イエス自身の進化のために、彼の肉体を持って生存するという欲望に終止符が打たれたのです。 イエスはいままで時と空間が支配する世界において、霊的な進化を果たしてきました。それが十字架の横のラインです。彼はその両手を時と空間のなかで刺されました。時と空間の中で規定される肉体。その中でしか、動く事ができない肉体というものが、両手の釘によって象徴されているのです。そして、この大地から、離れる事ができなかった彼の欲望というものが、両足の甲を釘で打ちぬかれ、十字架の根っこを深き大地に挿されたその姿に現されているのです。 しかし幸いな事に、彼の頭には釘は刺されていないのです。彼の外側の肉体だけを取り囲む茨の冠があるにすぎません。彼の頭は自由です。天に向かう瞳は開かれています。その魂を天へと解き放つ、クラウン・チャクラは開かれたままなのです。それは、肉体を持ったイエスの最後の姿でした。そして尊きイエスの始まりの姿なのです。イエスはその時、最後のイニシエーションを理解しました。それ故に、彼は、復活する事が許されたのです。彼は魂の目によって、本当の神の王国を見てきました。魂の永遠性の中に、愛の永遠性の中に、彼はひとたび入る事が許されたのです。 そして復活の日、多くの弟子に語ったそのすばらしい言葉は、彼の魂の永遠性からでた言葉なのです。イエスにしても、仏陀にしても、又多くの聖者にしても、最後に超えるところは、この肉体を持って生きるという欲望なのです。あるいは肉体を失うという悲しみや恐怖なのです。しかし、その欲望と悲しみや恐怖の裏側に、最も高次で永遠な世界へと上るエレベーターが隠されているのです。 私はあなた達に肉体を捨てなさいというつもりは、全くありません。この3次元世界に生きている間は、この肉体を使って最大限に成長する必要があるということを、私は申し上げたいと思っています。しかしその成長はある程度のところまでしか行けないという事もです。 これから10年の間に多くの人たちが、その十字架のところまでたどりつくでしょう。肉体を持って成長できる最後の場所です。この時間と空間の中で、多くのカルマを解消しながら、自分の内側に秘められた悲しみや恐怖を克服しながら、また自分に課せられた使命に目覚めながら、あなたは進んでいきます。 さらには、多くの守護の精霊達や導きの天使たちの光をあびながら、あなたの魂が次元の上昇を行うために、スピリチュアルガイドが待つエレベーターの元まで、たどり着くでしょう。 そしてそこから、あなた方は、どうしますか? それがあなた方に課せられたこの地球上における最後の成長です。 (注、このメッセージは1994年に受け取っています。文中で10年間と書かれている時期は、まさにこの2005年の今なのです。ですから次元の上昇を行うためのメッセージや、具体的なヒーリングが盛んに行われているのです。毎日この楽天広場を賑わしているスピリチュアルなセッション、RMSやレイキ、アバンダンスなどもまさにそのためのものではないでしょうか。) |
エントランス・ステージ 光の世界への入り口 私達が、次元を上昇させるための方法はいくつかあります。誰もイエス・キリストのまねをする必要はありません。自分に合ったやり方があるはずです。 たとえば、中国において、その昔、道教という宗教がありました。今あなた方が習っている気功の元になったものです。そこでは、白日昇天ということが行われました。それは深く瞑想や修行を行った人は、自分の意志によって、自分の肉体を消す事ができるというものです。正確に言うならば、肉体の波動を高く引き上げて、物質を超え、魂と同じ波動にまで引き上げることで、存在はしているけれど、肉体の目には見えない状態にするということです。 我々はよくマントラで「オーム」という言葉を使います。オームという音も、粗い波動からとても細かい波動まであります。私達はこのオームという音を、ある一定のところまでしか出す事ができませんが、瞑想や修行によって、能力を開花させた人は、このオームの波動をさらに高め、発声する事ができます。 そうすると、肉体細胞の中にある核が振動して、細胞そのものの波動が高くなり、細胞が物質でなくなる瞬間というものが来るのです。それは、私達の想念や魂と同じように、目には見えないが存在する世界、光の世界です。 私達の身体が時々光のように見えるとき、それは細胞がとても早く振動しているため、細胞の肉体性が薄れて光の波動に近づいているためです。細胞の波動が高くなったとき、その肉体はやがて消滅していくように見えるのです。あるいは、特殊な力によってその肉体を大空に引き上げて消える事もできます。我々は全てのカルマを残すことなく、この細胞の波動を高め、魂の世界に入る事ができるのです。 地球上には、とても波動が高くて、そこに居るだけで、細胞の波動が高くなる場所があります。聖地やミステリースポットなどと呼ばれる場所ですが、そのような場所は、人為的にしろそうでないにしろ、そこに住む人々の波動を高め、次元上昇しやすい環境や次元上昇を目指す人々のグループを形成しやすくなります。 地球上の霊的な聖地のひとつである「シャンバラ」やある特定の場所では、過去そして未来においても、人類の霊的進化に関わる大切な仕事がなされてきました。私は何度もこの地球上に、パラレルワールドが出現するという話をしてきました。 パラレルワールドというのは、同じ地球上に住んでいる人でも、その人の、価値観や、人生に対するヴィジョン、未来に対する考え方などで、存在する世界が、霊的にも現実的にも異なってくるので、やがて同じような考え方をする人たちばかりが集まった世界、そこに住む人たちのヴィジョンが実現した世界が出来上がり、それが、同じ時間帯に異なるレベルで複数存在するという世界です。 このパラレルワールドのひとつに「シャンバラ」と呼ばれた場所が当てられる事が、決まっています。この「シャンバラ」は、昔からチベットの奥地、それも地中深くあるというふうにいわれていましたが、今の時代に、この「シャンバラ」界はとても大きくなりつつあるのです。それは立体的というよりも霊的に大きくなっているのです。つまり地球のどこにいても、ある特殊な波動の悪い場所をのぞいて、比較的清らかな場所であれば、そこから「シャンバラ」界というすばらしいパラレルワールドに入る事ができるのです。 もちろん「シャンバラ」界というのは、宇宙の叡智に目覚めた人、目覚めたいと思っている人たちが集まってくる世界です。そこには物質的な欲や争いは存在しません。お互いを認め合い、より高次な存在とのふれあいを、求めている人たちが、この地球上での、最後の学びの場所として選んだところなのです。 このときの入り方というのが、今話したように、瞑想やガイドの導きによって、自分の肉体の波動を魂の波動近くまで、上昇させ、光のエントランスから、光の世界へ入っていくというやり方です。 |
意識の進化と人間の生長 最終回 スターピープル―宇宙へのフライト あるいはまた別のエレベーターへの乗り方もあります。前回のやり方というのは、主に地球生まれの魂が行う方法なのですが、特に宇宙からやってきた魂は、これとは異なる方法を選ぶことも多いようです。 そのひとつが幽体離脱や深い瞑想による魂の飛翔というやり方です。それはもともと私達の魂こそが本質であり永遠である事を知っている人たちは、物質的な肉体を、魂の入れ物として使います。自分の肉体を肉体として保持しながら、その魂を自由に飛翔させる事ができるのです。 魂はこの肉体と共にあるときは、現実的な肉体のルールに従わなければなりません。しかし、今の人達は、現実的なルールに基づいた成長ではもう間に合わなくなってきているのです。肉体にいる時は肉体の成長のレベルに従って成長しますが、ひとたび瞑想や睡眠の時には、その肉体を休ませて、自分の魂を、霊的な世界に飛翔させることで、大きな学びを得る事ができるのです。つまり、肉体が休んでいる間に、魂は活発に行動し、より次元の高い世界で、指導霊やスピリチュアルガイドから直接メッセージや学びをもらい、その魂を急速に成長させるのです。 これは、今生きている私達にとっては、非常に都合のいいやり方です。目覚めている時は、人間として通常の生活を送り、この地上での学びを得ます。そして睡眠中や瞑想中には、肉体はそのままにしてさらに垂直レベルの次元上昇を行う。これは幼稚園と大学に同時に通っているようなものです。そのために、この方法が使用できる人は、他の人たちに比べて10倍も20倍も進化のスピードが速いのです。 しかしながら、この方法は、今まで特定の人たちにしか許されていませんでした。それは、自分の中で、このことをよく理解できていない人にとっては、この方法は恐怖と不安をもたらしますのでとても危険が伴うからです。もしこのような方法をとるならば、必ずこれらの事に熟知した指導者が必要です。 この魂の飛翔による学びを元に、自らを成長させていく人達は、これからの時代どんどん増えてきます。このような成長の仕方をする人というのは、この地球上において生まれてきていますが、他の星から来ている可能性がとても強いのです。なぜならば、地球生まれの魂というのは、身体の規制が強くて、肉体と魂が離れるということに対して、潜在的な恐れを持ちますので、魂の飛翔が難しく感じられます。そのために、地球が大きな意識進化をする時には、何とか身体を変容させながら、波動を高め、霊的な世界である「シャンバラ」界に入ろうとします。 ところが、宇宙に起源を持っている人達は、その肉体と魂に対する規制がありません。それは、様々な星から地球にやってくる過程において、彼らは肉体を伴わずに魂として地球にやってきた経験があり、自分が魂である時期に、意識的な目覚めや次元の上昇をすでに経験しているため、この地球上における肉体という物が仮りの姿である事を、十分に認知しているからです。ですから、幽体離脱などの方法によって学びを得る人というのは、地球生まれの魂でないことが非常に多いのです。 そして、そのような魂の人たちが果たす役割というのは、地球がパラレルワールドを迎える時に、地球上での修行を終えて自分達の星へ帰る魂、あるいは他の星へ転生していく魂たちがとても増えてきますが、それらの魂の癒しとガイドをつかさどる事にあります。そのために、数多くの魂達が、とても早いスピードで成長させられているのです。それは、この地球に大きな転換点がまもなくやってくるということでもあります。 その地球での転換点を迎えるために、この地球上に住む人たちの約1%の人達が何らかの形で目覚め、意識的な行動をする必要があります。1%という数字は小さいようでとても大きい数字です。本当に一人の人が一人の人を育てるのにどれだけの時間がかかるか、そう考えるなら、私達は一瞬たりとも無駄には出来ないのです。この宇宙の法則を明かし、共に学び、そしてこの地球の行く末をよりよきものにするために努力する。目覚めかけた魂たちが、本当に多くあります。その魂たちの扉を開けるのを手伝ってあげなければならないのです。それがあなた達にかせられた仕事なのです。 |